【将棋】ABEMAの振り駒の人、タイトルホルダーと将棋を指す。【小山泰希奨励会初段】
昨日ABEMAにて「おうちでabemaTVトーナメント」の第2弾が放送されました。
棋士や女流棋士たちがリモートで対局をする番組なのですが、その目玉企画として行われたのが「木村王位VS全視聴者」。
これは視聴者がコメントやツイッターで指したい手を投稿、集計して一番人気の手を選んで指し、木村一基王位と対局するという企画でした。
対局相手が木村王位、解説が糸谷哲郎八段、実況が藤森哲也五段という豪華メンバーの中、視聴者の代表として集計と指し手役を務めたのが小山泰希奨励会初段でした。
この小山くん、まだプロでも何でもないただの奨励会員ながら、abemaの視聴者にはお馴染みの人になっています。というのも小山くんは以前からabemaTVトーナメントなどで記録係を多く務めていて、彼が振り駒をする様子を多くの視聴者が何度も見ているからです。現在絶賛放送中の第3回abemaTVトーナメントにも出演しており、振り駒では最近「と金」を多く出していることから「と金職人」などと呼ばれたりもしています。
ABEMA公式からも「シャカシャカボーイ」「永世振り駒師」としていじられていました。いや永世は嫌やろ。
ABEMA史上初💥
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) May 29, 2020
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木村王位👑
vs
全視聴者🌏
リモート対局まもなく開始!
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みなさまの一手を
代わりに指すのは小山初段です!#小山初段がんばれ をつけて応援を✊
そんな小山初段が昨日はとうとう出演者の一人として登場しました。視聴者のコメントを集計して候補手を選ぶだけではなく、対局のテンポアップのため「オート小山」として指し手を全面的に任される場面もありました。企画の一端とはいえ、タイトルホルダー相手に多くの人に見られながら指すというのはかなり緊張したことでしょう。
大役を務めあげた彼には多くの応援コメントが寄せられていました。
長時間のご視聴ありがとうございました。自分がこの立場になっていいのかとても始まる前まで不安でしたが棋士の先生方やスタッフの方々それに見てくださったたくさんの視聴者の方々の温かいコメントに助けられました。この経験を自分の将棋に活かせるようにもっと頑張ります!
— 小山泰希 (@shoreikai0710) May 29, 2020
ありがとうございました
小山初段は現在21歳らしいので、プロを目指す身としては尻に火が付きかけている状況といえるでしょう。ABEMAでの知名度や注目度をいい意味でのプレッシャーとして、自分のパワーに変えて頑張ってほしいと思います。
プロ棋士としてABEMAに出演する彼が見られる日を楽しみにしています。