【将棋】藤井七段の最年少タイトル挑戦がコロナに阻まれた件。
藤井聡太七段の最年少タイトル挑戦の目は、「事実上」ですが消滅してしまったようです。
相変わらず各棋戦で勝ちまくっている藤井七段ですが、いま最もいいところにきているのは棋聖戦です。正式にはヒューリック杯棋聖戦です。(スポンサー様大事。)
棋聖戦では既に4強というところまできています。つまりあと2連勝したらタイトル挑戦となります。
しかし、その2戦が当分行われない見通しなのです。コロナの影響で。
将棋界ではコロナ下でも対局は続けられてはいます。しかし、行われているのは東京・大阪それぞれの将棋会館の近距離に居住する棋士同士の対局のみ。
愛知県瀬戸市に在住する藤井七段は、まったく対局をすることができない状態となっています。
そんな中で緊急事態宣言が5月末まで延長となり、ますます先が見えなくなってしまいました。
藤井七段は2002年7月19日生まれで、今日現在で17歳9か月と18日ということなんですが、今までの最年少記録は17歳10か月と24日らしいです。
ということは、あと1か月と6日しかないということになります。リミットは6月12日あたりでしょうか。それまでに2つ対局が組まれ、2連勝した上でタイトル戦の初日を迎えなければ記録とはなりません。
うん。無理でしょうね。残念ながら。
ただ、藤井七段本人は最年少記録はあまり意識してないと思います。それはこれまでの言動などから察せられるところです。
意識しているのは年齢的なピークまでにできるだけ強くなること、そして多くタイトルを取ることだと思います。
「タイトル挑戦」でなく「タイトル獲得」の最年少記録でいえばまだ半年以上あるので、棋聖戦のほか王位戦もいいところですし、可能性はあるのではないでしょうか。
ちなみに、この最年少挑戦記録と最年少タイトル記録を持っているのは屋敷伸之九段。バリバリの現役棋士ですが、現在48歳なので、もう30年前の記録ということになります。
完全に余談ですが、この屋敷九段は競艇の大ファンだったらしいのですが、いったいどういう経緯なのか、日本モーターボート選手会の理事に納まっています。なんでや。